不妊治療って、『痛いことが多い』ってよく耳にしませんか・・・?
そうです、不妊治療って痛い検査や処置が多いんです(ノД`)・゜・。
でもご安心ください!どんな検査や処置がどのくらい痛いのか、事前に予習しておけば心の準備もできるし、上手く回避することもできるかも!?
これから不妊治療を始める方の恐怖や治療に対する心のハードルを少しでも下げられるように、痛さのランキング&回避法をお伝えします!
不妊治療の痛い検査・処置ランキング
【第5位】子宮卵管造影検査
言わずと知れた、不妊治療スタート時に誰しもが必ず通る『痛い検査の代表格』なのが、この子宮卵管造影検査です。
タイミング法・人工授精・体外受精といった不妊治療のステップにかかわらず、初期スクリーニング検査のラインナップに必ず組み込まれているため、耳にしたことがある方も多い&恐怖の対象になっている方も多いのではないでしょうか。
説明を見るだけで、恐怖ですね( ;∀;)
Twitterには、経験者の方の恐怖体験談が数多く投稿されています。
ただ、人によって痛みの度合いはだいぶ異なるようです。全く痛くないという方も結構います。
ちなみにわたしも、めちゃめちゃ身構えて検査に臨みましたが…思ったより痛くありませんでした!!
痛みを回避する方法も不妊治療専門医師のYouTubeでアップされていましたので、ぜひ予習して臨んでください!
【第4位】ラミナリア挿入
ラミナリアは、出産の際に使用することで知られていると思いますが、私の場合は「流産手術の前処置」として使用しました。
ラミナリアは「挿入するときの痛み」と「挿入後に子宮頸管が広がる痛み」があるそうですが、
私の場合は「挿入するときの痛み」が辛かったです。
挿入時の痛みを軽減するために、痛み止めの座薬(ボルタレン)をもらい、30分前に使いましたが、
処置中はズキっとするような鈍痛で、冷や汗でびっしょりになりました。
2回流産手術の経験がありますが、1回目は激痛だったものの、2回目は全然痛くありませんでした。入れてくれた先生の腕の問題なのか、2回目の慣れの問題なのか…定かではありませんが、2回目はとにかく全身(特に腰~太ももあたり)を全力で脱力させたのが良かったのかもしれません。
流産という悲しい経験をしないで済むことに越したことはありませんが、流産手術を控えている方がいらっしゃれば、痛み止めの座薬+全身脱力を心掛けてみてください!
【第3位】慢性子宮内膜炎検査(BCE検査)
着床不全検査の1つです。第3位にしましたが、個人的には1~3位はどっこいどっこいです。わたしは6回もこの検査をやりましたが、正直、二度とやりたくないです。。。
「子宮内膜を採取」する。恐怖ですね。。。
第5位・第4位の検査・処置の痛みは「子宮口を広げてモノを通す」痛みが中心でしたが、BCE検査は子宮口に器具を入れるだけでなく、「内膜を削って採取する」んです。これが痛い。内膜を削る瞬間はガリっという音が聞こえそうな、そんな衝撃が子宮内に響きます。
痛み軽減のための座薬(ボルタレン)を30分前に使用しますが、それでも痛いです。
6回の経験により、痛みを逃すコツを少し掴んだので、ぜひ試してみていただきたいです!
①内診台に上がったら、ヨガの呼吸で全身の力を抜く 特に腰〜太ももはMAX脱力、地面に沈むイメージ
②消毒中は、器具と膣内が融合するイメージで体内も脱力 (イメージ大事なので目は閉じる)
③息を吸って〜の掛け声で腹式呼吸 (鼻から吸う)
④息を止めて〜の掛け声でお腹に意識を向ける
⑤採りますよ〜の掛け声で削られる部位に一点集中
⑥削られる瞬間に、該当箇所に力を入れて反発する(腹筋を使う)
⑦息を吐いて〜の掛け声で口からふぅ〜と吐く
実は、BCE検査には最大の回避方法があります。
それは「採卵時に一緒に検査をしてもらう」ことです。
採卵時に一緒にやってもらえることを知らなかったわたしは「ウソでしょ?最初から言ってよ!!」と先生にマジ切れしそうになりました苦笑
わたしは採卵数が少ない&+2万円の費用が惜しいので局所麻酔しかしたことないのですが、
静脈麻酔で眠っているうちに採卵もBCE検査も終わってるいうのが最強だと思います。
(局所麻酔でも、痛いです。採卵より痛いです涙)
【第2位】無麻酔採卵
体外受精の山場、採卵。
採卵の方法はクリニックによって違いますが、だいたい無麻酔・局所麻酔・静脈麻酔(全身麻酔)の3種類から選択するケースが多いと思います。(クリニックの方針によって、1種類のみ、ということもあります)
わたしは無麻酔・局所麻酔の2種類の経験がありますが、やはり、無麻酔は痛かったです・・・
杉山産婦人科の無麻酔採卵は、採卵直前に痛み止めのボルタレン座薬を入れてくれるのですが、タイミングが本当に採卵の直前(採卵のための診察台に乗ってから)なんですよね。。(効果が出てくるまで30分くらいかかるのでは・・・?)
注射のような刺す瞬間の痛さというより、「刺した後に卵胞を探すグリグリした痛み・卵胞を吸い取る時の痛み」がしんどいです。
卵胞が1個であれば、無麻酔でもなんとか耐えられましたが、6個採った時は半泣きでした。
転院してからは、局所麻酔でお願いするようにしました。局所麻酔は無麻酔採卵と比較すると、体感では半分以下の痛みなので、おススメです!
個人的には局所麻酔は耐えれる程度の痛みなので、追加費用を払ってまでの静脈麻酔は不要かなと思っています。
【第1位】卵管水腫の穿刺・水抜き
卵管水腫の穿刺を経験する方はあまりいらっしゃらないと思います。かなりのレアケースだと思いますが、わたし史上最大の痛さだったので、参考までに記録に残します笑
端的にいうと、卵管の出口(卵管采)が癒着して閉塞し、卵管の中に水が溜まってしまっている状態です。
わたしは卵管造影検査でこの症状が発覚し、治療法(1)の卵管開口術を受けました。(腹腔鏡手術)
ですが、この卵管水腫は再発するらしいのです。腹腔鏡手術を受けた3ヶ月後、転院先のクリニックで採卵をしていたとき、
採卵中のドクターにこう言われました。
あー、卵管に水が溜まってますね‥‥
卵管水腫って言われたことありませんか?
取り急ぎ、採卵ついでに針刺して水抜いておきますね。
え…!!!!
言われたことあるどころか、3ヶ月前に手術で治したばっかりなんですけど…
もう再発してるんですか…!!!
てか、針刺して水抜くなんて、そんな‥‥心の準備が‥‥!!!
などと心の中で叫んでいるうちに、テキパキとドクターによって卵管に針が刺され、水が抜かれていました。
局所麻酔をしていたので、卵管に針を刺した瞬間の痛さはそれほどではありませんでした。
ですが、痛みが襲ってきたのは採卵後。
採卵後の安静時間、ベッドで横になっている時、とんでもない腹痛で冷や汗が止まらなくなり、息も絶え絶えに、看護師さんに痛み止めの薬を求めるハメになりました。通常の採卵後の安静は10~20分程度ですが、この時は1時間以上起きることができませんでした。。。
結局、穿刺後も翌月から水腫は再発し、慢性子宮内膜炎が完治しないこともあり、最終的には卵管クリッピング術を受けました。(卵管切除やクリッピングをすると自然妊娠の可能性が絶たれてしまうので、最終手段ではあると思います)
卵管水腫の穿刺はレアケースだと思いますが、同じ状況の方がいらっしゃれば…ごめんなさい、この処置だけは、回避方法がありません涙 心の準備をお願いします笑
【番外編】その他
TOP5には入らなかったものの、不妊治療には他にも痛い検査・処置があります。
ただ、TOP5に比べればマシです!ウワサより痛くないので、安心して臨んでください!
いかがでしたか?
痛いという漠然としたウワサが先行してしまうと悪いイメージばかりが先行して、余計怖くなってしまうと思います。
いざ検査や処置を目の前にしたとき、正確な情報と心の準備ができていれば、落ち着いて臨めるようになるのではないでしょうか。
これから不妊治療に臨む方にとって、少しでも安心材料になれば嬉しいです。
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